靴をぬぐ理由。

数日前、オーストラリアからのゲストに、
「靴を脱いで、部屋に入るのはどういう意味があるの?」と聞かれました。
そんなこと考えたこともなかったけれど、彼女たちにとっては、新鮮だったんですね。
部屋に限らず、お寺などの、神聖な場に入る時は日本人にとって靴を脱ぐのが当たり前です。
そういえば、慣用語で「土足で踏みにじる」という言い回しがあります。
土足で立ち入ってはいけない領域に立ち入ることは、タブーなのです。
ゲストには、日本にはこういうold sayingがあって、靴を脱いで部屋に入るのは、
politeな意味もあるんですよとルー大柴みたいに説明しました。
昨日、関西随一のパワースポットといわれる大神神社に行き、
そのご神体である三輪山に登拝しました。(登山ではないのです)
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登ろうとすると裸足で降りてくる白装束の方がいて、
なるほど神様の山だからなのかと思い、裸足登山にチャレンジしました。
ハイキング気分で出かけたのだが、裸足で登ると寒くて痛くて、しかし敬虔な気持ちも
芽生えながら、何とか御神体のある頂上まで辿り着きました。
人間はつらい時に神頼みするのは、こういうことなんだとも感じました。靴をはけばいいのですが。
頂上に裸足で立つと、このお山の神聖ななにかを足の裏から感じたのかどうかは、
試してみて下さい。
土足の文化と靴を脱ぐ文化、普段は気付かないことですが、
非日常を味わう旅人にとっては興味深いことなんですね。
(kn5)